1人が本棚に入れています
本棚に追加
『…ん、んー』
目を開けるとそこには……
「お!起きたー」
びっくりして叫びそうになるのを頑張って抑えた私は偉いと思うので誉めろ称えろ跪け。
『何ですか…?』
「いや、後から来たのは蒼空ちゃんだよね」
あー、そうだったような…
時間はとっくに帰らないといけない時刻で先輩様は送るよと言うので甘える。
無言が続き二人の足音だけが響いて聞こえた。
先に喋ったのは先輩様
「いやぁー蒼空ちゃんの寝顔可愛かったなぁ~」
『っ!~~忘れて下さい』
「どうしようかなぁー」
ムカつく…
口に空気を含みほっぺたを膨らます、私がやるとキモイな。
メールの事聞いてみようかな…止めよ。
横目で見るとまた目が合ってしまう、綺麗な瞳が細くなり笑顔になるのがまた綺麗だと思って見とれた。
顔を反対側に背け静かに息をつく。
「着いたよ」
目の前には私の家
あっという間だったな
『ありがとう』
「いーえ」
じゃぁまたね!
彼はそう言い道を歩いていく
最初のコメントを投稿しよう!