彼の知らない世界…

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『ファンタジーワールド』  その世界は、魔法や妖術を極めた世界… 「ハッ!ヤッ!トウッ!」  山奥の川辺で、剣を持って鍛錬をする者が居た。  その者は山奥の村一番の剣豪。年は、一五、六歳で黒髪の少女。 「フゥ…今日は、この位にしましょう…」  彼女は、剣を納めて岩の上に剣と上着とスカートを置く。 「ヤッホーーー!!」  彼女は叫んで、川に飛び込む… 「あ~鍛錬の後の水浴びは気持ち良いわ~」  優雅に泳いでいた… 「アアアアア!!」 「…え!?」  彼女は、突然上からの叫び声に顔を上へ向ける。 「大変!!」  彼女は、右手を前へ出して広げて魔法陣を出す。 「水よ!あの者を救え!!」  彼女がそう叫ぶと、川の水の一部が塊となって宙を浮く。 「さあ!行きなさい!!時間が有りません!!」  水は、彼女に叱られて理解したのか落ちて行く者の所へ行く。
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