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「あ…ああ…」
アイカは、源の握手に応える。
「単刀直入に聞きたいんだが、ここは何処だ?」
「ここは、ファンタジーワールド…パラレルワールドの世界の一つよ…」
「…平行世界?SF小説とかでそういう概念があるのは知っているが…」
「…それが現実なのよ…事実、あなたは何らかの原因でこの世界に飛ばされたらしいわ」
「確かに…ここは、中世欧州の田舎だな…」
「田舎そのままだけどね…」
その後、源はロープ(昇降収納機付き)を担いでアイカの案内で村まで歩くことに…
村の入り口にて。
「…アイカさん、そいつは誰ですか?」
門番をしている中年男性が、源を指差して怪訝な顔をする。
「まあ、迷い込んだ傭兵ってとこかな?でも、見た目に寄らず良い人よ」
「分かりました」
門番は、一応源に対する警戒を解いた。
十分後、周りとは一線画す家に着いた。
「ここが、村長の家よ」
アイカは、源を村長の家に招き入れた。
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