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『ん~…』
むくり、と怜は上半身を起こし、目を擦った。
『………地獄?』
[う~ん…残念ながら違うわね。]
ポツリと怜が呟いた途端、ソレはいきなり姿を現した。
『……誰?』
怜が面倒臭げな顔をして尋ねる。
(なんか来た。面倒なの…)
不意に姿を現したのは、不思議な雰囲気を纏った男だった 。
面倒臭い、とゆーか‥‥
『キモい‥』
うん。あれに関わるとロクなことがないと本能は訴えている。
さて、
どうしようか…
怜が少し真面目に頭を悩ましていると、目の前の男は急に肩を震わせ始めた。
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