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『同情?』
[ええ。私は今まで沢山の人々を見てきたわ。けど、貴方ほど愚かで、残酷で、可哀想な人は初めて。]
男はウフッと笑った。
怜は吐き気をこらえる。頑張れ私!
そして、答えになっていない応えに、
気持ちを切り換えるように、フッと息を吐く。
『で?』
何故か疲れたような怜の声の後、
男は表情を一変させ、告げた。
[実は、怜ちゃんには異世界に行って貰うの]
『…………』
[テヘ?]
キモっ。
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