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私は刃紅に
「あの子達もお面をしてるのね」
と聞くと、
「ああ、あいつらも…」
刃紅は何かを言いかけて
口を閉ざした。
「刃紅?」
私は刃紅を見上げた。
「いや、なんでもない忘れてくれ」
と言った。
私は頷くと道の先を見た。
そこには古い日本家屋があった。
人の気配はないのに、
庭などは綺麗に手入れされ
家の中も掃除が行き届いている。
刃紅は縁側に座りお茶とお菓子を出してくれた。
お茶の入った湯飲みには鮮やかな桜が描かれていた。
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