第一章

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少女は青年の元まで歩いて行くと、 「お兄ちゃんは…あやかし?」 と聞いた。 普通の人なら怒鳴り散らすかもしれないが、 青年は 「そうだよ」 と言った。 少女は青年を見つめた。 見た目は普通の人間のそれだ。 青年はお面の奥でふっと笑うと 「ついておいで」 と言った。 普通なら知らない人には ついていってはいけないのだが、少女は青年の後に続いて 鳥居をくぐった。
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