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「転入生を紹介するぞぉ」
中年のおっさんの先生がそういうと黒板に
「鬼河 麗亜」
そうかく。
これでおにかわ れいあとでも読むのだろうか。
まぁ、僕には関係ない。
そう思い、窓を見る。
僕の席は窓側だから、空が見やすい。
「雨降るな……」
雲の色を見ながらつぶやく。
ガラガラガラ……――
ドアが開いたと同時に聞こえたのは、男子の悲鳴……。
ではなく、黄色い声とでもいうのだろうか。
とりあえず、可愛い女の子なのだろう。
僕にとってはどうでもいいが……。
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