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「では、これからこのクラスの一員となる、おにかわ れいあさんだ。
みんないろいろ教えてやれよ。
では、鬼河さん自己紹介をしてくれ」
みんなの声が聞こえなくなる。
男は僕以外、どんなに小さな声でも見逃さないという感じだ。
しかし、鬼河 麗亜のものであろう、声は少しも聞こえない。
「鬼河さん?」
先生が心配そうに言う。
「話すことなどありません」
鬼河 麗亜は静かにそういうと黙り込んでしまった。
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