第2章

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鬼河 麗亜は、自分の席に素早く座ると窓を見た。 その姿は綺麗というにふさわしいであろう姿だ。 といっても、僕はよくわからないが……。 「きれいだよなぁ」 前からふざけたことを言ってるやつが言う。 この声は僕がよく聞く声だ。 「鈴山!!静かにしろ」 先生に怒られたのは、親友の遥希。 あとで愚痴りだすんだろうな。 「俺は麗亜ちゃんが綺麗って言っただけなのによ!」 なんて言い出すんじゃないだろうか。 
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