幼馴染み

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~ 現在 4月 ~ 今年も桜が綺麗に咲いていた 俺の愛する人が居なくなって 早4年の春が過ぎようとして いる…… 今、君はどうしてますか? 元気に幸せに過ごしてますか? ー 自宅リビング ー 「繋未!早くしなさい」 「パパ~。かみがうまく しばれなぁい」 「こっちに来なさい!パパが 縛ってあげるから」 この子は俺と愛奈との間に 産まれてきた高峯 繋未(ツグミ)。 未来に命を繋いでいくという 意味で繋未と名付けた 「3つあみがいい」 「分かったよ」 そう。今日は愛奈の命日 だから繋未はママに逢えると 思って少しでも可愛くしたい ということだ…… 準備が出来、玄関で 靴を履いている 「繋未ぃ。もう行くよ」 「パパぁ。くつはかせて」 「自分で履けるでしょ?」 「パパがつぐみにはかせるの」 「はいはい。分かったよ」 玄関から出て車に乗り込む 「ママにあえる♪ママにあえる♪」 「繋未が元気で去年より 大きくなったからママも きっと喜ぶだろうな」 「うん♪ママのだいこうぶつの プリンももってあとカスミソウ ももっていって」 「そうだな。繋未からだったら ママも絶対に喜ぶに決まってる」
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