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繋未は覚えていないと
思うけど愛奈は繋未を
産んだ１週間後に他界した
だから家にある親子３人の
写真は最初で最後の写真と
なってしまったのだ
繋未はその写真を大切に
持って毎年、命日に必ず
愛奈のお墓参りに持って
来ている
｢しゃしんのなかのママ
すごくわらっているね｣
｢だろ？ママは繋未を
産んでからもうずっと
ママのところに来てくれて
ありがとうって言っていたんだよ｣
｢へぇ～｣
｢ママにとってもパパに
とっても繋未は大切な宝物
なんだよ｣
｢うん♪｣
ー 高峯家 お墓 ー
｢ママ、つぐみだよ。ママに
あいにきたよ。ママ、げんき
かな？｣
｢ママは元気に俺らのことを
見守っていてくれてるんだよ｣
｢ならいいなぁ♪あっ！ねぇ
ママ。ママのだいすきな
プリンとカスミソウをパパと
もってきたんだよ。みてみて｣
(繋未、パパ、ありがとう)
｢あっ！いまママがありがとうって｣
｢喜んでるんだよ｣
｢パパにもありがとうって
いってたよ｣
｢喜んでくれて嬉しいよ｣
お墓参りが終わり
自宅に帰って夕飯を
食べて片付けお風呂も
済ませ繋未を寝かせたあと
愛奈との思い出を思い出していた
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