高3の1学期

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「由奈、愛奈、おはよー」 「おはよー。そういえばさ 勇斗って彼女とか好きな子 とかいるの?」 「彼女はいねぇよ」 「勇斗はモテるのにいないんだ」 「いるわけないでしょ? 無神経な奴だよ?」 「無神経で悪かったな。だけど そんな俺は好きな子がいるから」 勇斗に好きな子…… 居るんだ…… 絶対に私じゃないな…… 「へぇ。誰々?」 「由奈には教えねぇから」 「ケチ!」 「そうゆう由奈は居んのかよ?」 「居るわよ~。愛しの ダーリンがね」 「こないだ言ってたバスケ部の?」 「そうそう!背が高くてぇ カッコ良くってぇ頭が良い!」 「てか外見かよ」 「悪い?てか別にいいじゃん! 彼の方が優しいし楽しいし 勉強も一緒に出きるんだもん」 「そのうち別れるかもな」 「勇斗!」 「何、妬いてんの?」 「べ・別に…妬いてなんか ねぇよ!!」 「愛奈は居るの?」 「彼氏は居ないけど片想いなら 好きな人は居るよ。だけど 誰なのかは言わないから」 「予防線張ったな」 「意外と勇斗くんだったりして」 「はぁ?ありえない!何で 私がこんな奴を?」 「愛奈ちゃん、顔赤くなって 可愛いぃ~」 「からかうなってば!」 「照れてる照れてる♪」
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