高3の1学期

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由奈はいつもこうなんだから…… 勇斗が好きだなんてマジで 有り得んのだけど…… だって勇斗は調子こくし バカだしふざけるし自己中な とこもあるしそのくせに 人情熱いし授業中寝てばかり いるのに成績は何故だか 普通に良いし相手の気持ちを 察しれるし思いやりがあるし ……………ん? あっ!べ・別にそんなんじゃ ないよ!幼馴染みだから よく知っているってだけで こんな奴、好きじゃないんだから てか何一人で突っ込んでるんだ? あぁもう私……最悪~~ 「マジで有り得ない!!」 「愛奈、俺のここはいつでも 空いてるからな」 「だから別にそんなんじゃ ないから!」 「勇斗~~!」 「おぉ!タケじゃん!今、行く」 「また授業サボる気?」 「まぁいいじゃん!」 勇斗はそう言って教室を 出ていった 「ったく人の気持ちも知らずに」 「愛奈って世話女房だったんだ」 「ち・違うって!!」 「でも世話女房って感じだったよ」 「由奈!!」 愛奈は頬を赤く染めて 少し怒った 「愛奈ちゃんが怒ると せっかくの可愛いとこが 台無しになっちゃう」 「由奈が変なことを言うから!」 「冗談なのに……」 「由奈が言うと冗談には 聞こえない」
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