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由奈はいつもこうなんだから……
勇斗が好きだなんてマジで
有り得んのだけど……
だって勇斗は調子こくし
バカだしふざけるし自己中な
とこもあるしそのくせに
人情熱いし授業中寝てばかり
いるのに成績は何故だか
普通に良いし相手の気持ちを
察しれるし思いやりがあるし
……………ん?
あっ!べ・別にそんなんじゃ
ないよ!幼馴染みだから
よく知っているってだけで
こんな奴、好きじゃないんだから
てか何一人で突っ込んでるんだ?
あぁもう私……最悪~~
「マジで有り得ない!!」
「愛奈、俺のここはいつでも
空いてるからな」
「だから別にそんなんじゃ
ないから!」
「勇斗~~!」
「おぉ!タケじゃん!今、行く」
「また授業サボる気?」
「まぁいいじゃん!」
勇斗はそう言って教室を
出ていった
「ったく人の気持ちも知らずに」
「愛奈って世話女房だったんだ」
「ち・違うって!!」
「でも世話女房って感じだったよ」
「由奈!!」
愛奈は頬を赤く染めて
少し怒った
「愛奈ちゃんが怒ると
せっかくの可愛いとこが
台無しになっちゃう」
「由奈が変なことを言うから!」
「冗談なのに……」
「由奈が言うと冗談には
聞こえない」
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