殻だけの実

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私は言われた通り服を脱ぐ。 そして、裸になって、 シーツで体を隠す。 そして、私はその姿で美果の前に現れる。 「今日もきれいだね」 シーツで隠しきれない胸元を見て言った。 それから、肩に触れて座らせる。 彼がやりたいこと。 デッサン。 その為、私がモデルなのだ。 美果は私を溺愛している。 愛しているから、自分の中に収めたい。 だから、私をモデルにしている。 私は何一つ美化の事なんて、愛してない。 私にとっての美果は輝いている。 自分がやりたいことをやって、 夢に向かって歩き出し、 どんどん進んでいる。 空っぽの私には何一つ夢がない。 だから、一緒にいて邪魔になるだけだ。 私と美果との関係。
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