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「...おじさん来たぜ」
書店に入ってきたのは一之瀬有紀、
天才少女と呼ばれる女の子である
今はブロンドのウィッグをしているため男というのが正しい
ここは彼女の馴染みの書店で、毎日くるのが日課になっている。
...店長のおじさんの頭を観察するのもあるが。
「やぁ、有紀くん。いらっしゃい」
そして私を名前で読んでくれる数少ない人である。
他の人は天才とか悪魔とか呼ぶけれどおじさんは名前で読んでくれる。
そして今日もいい本が無いか店内を探す。
昨日は相対性理論についての本を買ったから今日は歴史の本を買おうかな?と思い歴史コーナーに移動する。
本棚を物色していると一つの本が目に入った
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