さようなら

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「あれ?如月君?」 「俺何回も呼んだ」 「ご、ごめんね?考え事してて」 「まぁ…良いけど」 如月君はまだ少しムッとしてるけど、許してくれたみたい。 あっ、如月君は僕と同じ図書委員会なんだ。 いつも無表情な奴だってクラスの人は言ってるけど、彼はとても優しくて笑顔が素敵な人だ。 皆、如月君の笑顔を見たらきっと惚れちゃうって僕は思っている。 「如月君どうしたの?」 「如月って呼ぶな」 「あっ、そうだったね?朔夜君どうしたの?」 「いや…ひなが帰るみたいだったから俺も一緒に帰りたいと思って」 「そっか、じゃあ一緒に帰ろう?」 「…!!あぁ」 ふふ、朔夜君何だか可愛い。 「ひな?」 「ふふ、僕何かと帰るだけでそんなに喜んでくれるなんて嬉しいなぁって思って…」 朔夜君は優しいな。 「僕何かとか言うな、俺はひなと帰りたいんだ」 「うん、分かった…ありがとう」 「いやべつに」 あっ、朔夜君笑った。 ふふ、それに照れてる。 何かちょっと落ち込んでたけど、朔夜君のお陰で元気でたな。
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