Story.1

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家を出て、走ろうとしていたら 「早く乗れ!!」 「ほぇ?」 「チャリパンクしてんじゃん!! ほら、2ケツしてやるから」 「ありがとう…」 何でパンクしてること知ってんだ? まぁ、後で聞くかな。 「ついでにこれ食っとけ」 差し出された物は、さっき握ったであろうおにぎりだった。 「ありがとう」 「ん。じゃ、行きますか」 チャリの後ろに乗せてもらい、朝ご飯のおにぎりを頬張った。 (我ながら器用だな) 自画自賛しながら食べました。 「うまい?」 「へひゃふひゃうはい(めちゃくちゃうまい)」 「よかった」 嬉しそうに笑うから、つられて笑ってしまった。 そうこうしていたら学校に着いた。 和真のおかげで、なんとか遅刻せずにすんだ。 (和真、マジでサンキュー!!) .
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