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夕食を終え、お風呂に入り、読みかけの本でも読もうかと部屋に戻ると…光哉が不法侵入してやがりました。
そう言えば窓の鍵かけてなかったな。と今になって思い出す。
「アンタねェ…仮にも女の部屋に無断で入るって…」
「お前だって時々俺の部屋に入って来てんだろ」
うーん、それを言われると言い返せないんだよね。
確かに私も彼の部屋に窓から不法侵入した事は何度もあるし。
よし、話題をそらそう。
「で。どうしたの?」
「話題そらしたな…まぁ良いや。ゲームしようぜ。お前の部屋にもプレステあったろ?」
「うん。スリーまであるよ。何、対戦ゲーム?」
「ああ」
彼が差し出したパッケージを見ると、なんとか軍とかスペツナズ?とか色々書いてあった。
ぶっちゃけ訳が分からないデス。
「……操作の仕方分からないかも」
「それは教えてやる」
つまり拒否権は無いって事ですね分かります。
「ん、じゃあやろっか」
テレビとプレステを起動させて、その中にディスクを入れて読みこませると、ゲームのタイトル画面が表示された。
コントローラーの1つを光哉に渡して、2人で床に敷いてある長座布団の上に、ベッドを背にして座る。
「これって、どの軍隊にするか選べばいいの?」
「そうそう」
とりあえず、な、ナトー軍?で良いや…。
光哉はスペツナズを選んで、今度は戦うフィールド…みたいなのを選んで、場面が変わった。
「操作教えて」
「ああ、えっと…Aボタンが…―――」
操作やら効果やらを教えて貰ってから、ゲームをスタートした。
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