61人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
優「折角目隠ししてるんだから、見ないで当てられるものにしようね。」
紗「………。」
今日は何をされるんだろう。
優が口を開く度にドキドキする。
優「紗英はさぁ、俺と翔のキス見分けられる?」
紗「え…?」
翔「分かるだろ?それ位。」
そんなの知らない。
今まで意識したことなんてないもの。
優「目隠しして、俺達のキスを見分けることが紗英には出来るかな?」
翔「サービス問題だぜ?」
全然サービス問題なんかじゃない。
優「じゃあ、始めようか。」
優の一言の後
一瞬、静寂に包まれた。
一チュッ…
紗「んっ…」
二人の内、どちらかの唇が私と重なる。
生暖かい舌が口腔内をまさぐって
紗「ッ…んぅっ…」
噛み付くような、激しいキス。
直ぐに息が上がる。
最後はリップ音を立てて離れていった。
紗「はぁ…はぁ…」
これは…どっち?
考える余裕もなしに、次の相手が私の唇を塞いだ。
紗「ふっ…んんっ…」
逃げ惑う私の舌を素早く捕え、ねっとりと舐め回す。
私の呼吸さえも呑み込んでしまう様な感じだった。
.
最初のコメントを投稿しよう!