【三角の秘め事】続編

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紗「嫌い…翔なんてっ…大っ嫌い…」 泣きながら、紗英が言い続けた言葉。 翔「………そーかよ。」 紗「絶対っ…許さないから…」 あの時の紗英の俺達を睨んだ目… 一生忘れられねーな。 それからだ。 俺達兄弟が紗英を縛り付ける様になったのは。 他の男と話すなんて許さない。 紗英は俺達の言うことだけを聞いてれば良いんだよ。 紗英の身体に恐怖を植え付ける。 怯えながら俺を見る瞳に、ゾクゾクした。 ああ… 今彼女の頭の中は俺で一杯なんだ。 それで良い。 例え嫌われたって、俺だけを見てくれるなら。 そう思っていても、簡単にはいかない。 それは双子の兄、優の存在。 優「また翔に酷いことされたの?」 お前だってこれから同じことするくせに 俺に抱かれた後の紗英の頭を撫でながら優は言う。 子供の頃からそうだった。 俺にいじめられて、泣いている紗英を慰めるのが優の役目。 崩れた関係になった今でも、それは健在。 泣きながら俺に怯えていたクセに 優の前ではそうじゃない。 怖がっていても、相手が優だと平気なのか? そんな紗英の態度にイライラした。 .
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