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幸「“怖い”か…」
俺が好きな女は、俺のことが怖いのか…
幸「はっ…」
そんなことで諦められるか。
次の日から、俺の戦いが始まった。
例え無視されようと、彼女に話し掛け続ける。
その度に彼女は嫌そうな顔し、俺を拒絶した。
そしてビクビクしながら俺から離れていくんだ。
それでも良い…
君が俺を嫌いでも、俺は君が好きなんだから。
この気持ちは変わらない。
君が俺を怖いと思うなら
その恐怖を塗り替えてやる。
君が怖がるようなことは絶対にしないから
君の口から“怖い”だなんて言わないでくれ。
俺への恐怖がなくなったら…
もう一度、君に告白するから。
その時は泣き顔じゃなくて
君の笑った顔が見たい。
あの時の様な笑顔を…
今度は俺だけに見せて。
君の笑った顔が大好きなんだ。
【fin】
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