61人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
私が処女をなくしたのは、中三の春休みの終わり頃。
正確には“なくした”ではない。
“奪われた”のだ。
相手は四つ年上の従兄。
その従兄は大学生で、私の高校受験の家庭教師をしていた。
大好きな優しいお兄ちゃん。
ずっとそう思ってた。
でもそれは、私の単なる想像でしかなかったのだ。
それは私が高校に合格し、家庭教師はこれが最後だと言う日のこと。
たまたま両親は出掛けてて、家には私と従兄の二人きり。
『ねぇ、奈々…』
奈『え…?』
私は突然ベットへ押し倒された。
奈『な、なに…』
『もう最後なんだし…他の“お勉強”も教えてあげる。』
いつもと違う従兄の顔。
ギラギラと目を光らせた“男”の顔だ。
そんな従兄に恐怖を覚え、必死に押し退けようとするもビクともしない。
奈『やっ…退いてっ…!』
『可愛いね、奈々。俺が全部教えてあげるよ。』
従兄の手が、服の中に入ってくる。
奈『やだやだっ…!』
気持ち悪い。
『胸、まだ発達途中なんだ…可愛い。』
触らないで…
手足をバタつかせて、必死に抵抗した。
.
最初のコメントを投稿しよう!