第四歩

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思い付く限りの悪口でアホ方を罵る。(心の中で) 外回りを走らされるなんて、冗談じゃない。 死にますよ? 絶対に死にます。だって、百メートルでダウンした私が、この広い屋敷の外回りを走れるわけがないじゃないか。 だいたい、移動なんて車があれば大じょ……………………。 ――幕末に車ってありましたっけ…………? 「……土方さん。『車』って、知ってます?」 「『くるま』? 祭りの山車のことか?」 あはは。そーですよね。幕末に車なんてハイテクな物あるわけないですよね。なにバカなこと考えてんだ私。 (ヤバイ幕末。私死ぬ。体力ないから死ぬ) 今さっきまで忘れていたが、ここは幕末。しかも、壬生浪士組……新撰組なのだ。 この先、切り合いに巻き込まれる確率は高いに決まっている。 只でさえ剣術ができないのだ。戦闘に巻き込まれた時、逃げる為の体力をつけておかないと、この先、生き残れないだろう。

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