土曜日

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俊祐は嬉しかった。 友達と呼べる存在は伸也しかいない。 新たに高校生活を始めたが、新しい友達を作る希望よりも、伸也がまた自分を守ってくれる安心の方が大きかった。 いや、そういった損得関係だけでなく、友達として伸也の事を好きだった。 突然俊祐が慌てて言う。
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