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意外にも老婆は白無地の半袖Tシャツにジーパンという、なんとも若々しいスタイルで現れた。
一瞬、あれっ?ここってアメリカの西海岸だっけ?と困惑もしつつ、いやいやいや!と冷静になったキハチがいた。
髪の毛は白髪、少しだけ腰も曲がり始めており、両手は組んで腰に置かれていた。
??「何かお探しかえ?」
老婆は渋い顔で語りかけてきた。
キハチ「・・いや、特には。」
もちろんおれに探しものなどない。
急に現れた見知らぬ店がきになったから入ったにすぎない。
そんなことよりも今は気になってしようがないことが一つだけある。
??「あんた、何年生だい?」
老婆はぶっきらぼうに言った。
キハチ「・・高校2年です。」
それを聞いた老婆は更に渋い顔をして考えこみだした。
・・・・
一体どうしたのか。あれ?もしかして立ったまま寝ちゃった?とかおもいつつ、老婆の様子をうかがっていたら、
??「あんた、人生エンジョイしとるかえ?」
これはまた、なんとも重たい主題をファンキーに聞いてきてくれたね。
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