幼女に息子扱いされましたのナウ。

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あんなことがあったのにも関わらず子供特有の無邪気な笑みを浮かべるカオス。 こんな訳のわからないやつと暮らす? それが許せるほど大地もできた人間ではない。 大地は青ざめた顔で立ち上がるとカオスを猫をつまみ上げるかの様に持ち上げ、玄関に運び出そうとする。 「なっ!なにするですか!?」 「五月蝿い!お前みたいな訳のわからないやつおいとけるか!! 」 憤慨しながら扉を開け、カオスを放り出そうとしたそのときである。 「うぉっ!? 眩しい!!」 扉の向こうが一瞬真っ白に見えるほど光輝き、大地は思わずカオスを手離してしまう。 「そこを何とかしてもらえませんでしょうか…」 聞き覚えのない女性の声。 次第に目がなれてきた大地は玄関より声のする表をみた。 きらびやかな装飾、紅白でとりを務めそうなほど輝かしい服装をした女性。 全く見覚えがなく大地は口をパクつかせながらその女性に問うた。 「どっ…どちら様でしょう」 「私はガイア。大地の女神です。 カオスの娘でもあります。」 「ガイア…さん?」 大地の表情が固まる。 ガイアといえば創造神を超える神であるがそんなことは関係ない。 こんな電気装束ばりばりな格好をした人が家の前に立っている。 それだけで十分過ぎる理由だ。
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