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「ここじゃなんなんで中にどうぞ。」
あまりに目立つ来客に大地はやむなくガイアを部屋に入れることにした。
「では失礼して…むっ!…むっ?」
大地の招きに応じ、ガイアは部屋に入ろうとする。
しかし…
「…………入れないわ…」
電飾部分がひっかかりなかなか入ることが出来ない。
無理に入ろうにも電飾部分は入り口から20センチほどはみ出ており無理に入る事も出来ない状態だ。
「気合い入れてオリハルコン製にしたのが仇になりましたわ…
やはりここで大丈夫です。」
等々断念しはじめたガイアであったが大地的にはそうはいかない。
「それ…はずせませんか?」
「そんな言うてもこれを新調して四千年外したことありまへんから!」
何故関西弁…
などと思いながらも大地はガイアの服を隈無く見回す。
「あれ…これは…」
ガイアの肩に謎のボタンが着いているのを発見し、大地は特に疑いもなくボタンを押す。
するとガイアのネオンの様な装飾はズドンと鉛が落ちたような音をたて外れた 。
「あっ!外れましたよ。」
「あらっ!体が軽くなったわ。」
肩をブンブンと振り回し、お茶でも飲んだかのようにほっとため息をつく。
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