幼女に息子扱いされましたのナウ。

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アパートの玄関口に誰かいる? 大地は恐る恐る玄関口に足を運ぶ。 玄関の前に立っているのは婦警さんと幼女の姿… 間違いない。 先程店にいた少女だ。 大地は二人の確認を取るとクルリと反転しそーっともと来た道を戻ろうとした。 「あっ!大地ぃ~♪ おかえりぃ~♪」 だがあっさりと見つかってしまい、そーっと後ろを振り返り愛想笑いをする。 「あはは…何故ここが…」 独り言の様に呟き立ち止まる大地。 そんな大地の足にカオスは飛び付くようにしがみつき、頬擦りまでし始めた。 「もはや言い逃れできませんねっ。 子供をコンビニに置いていくなんて! 」 「えっ…えぇ!?」 婦警は腰にてを当て前屈みになりながら大地に説教をする。 「えっ?話が良くわかりませんが…」 タジタジになる大地に婦警は更に前にでて顔を近づけると右手人差し指で大地の鼻を押す化のように怒鳴り付けた。 「言い訳無用です! 今日のところは厳重注意! 早くその子を部屋に入れてあげなさい!逮捕しますよ!!!」 「はっ!はい!!失礼します。」 大地は慌ててカオスの手を掴むと鍵をあけ玄関から飛び込むように部屋へ入っていった。 「全くもぉ~。」
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