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「勘違いしたかもしれませんが、陛下は素晴らしい人なんです!
着任されてすぐ腐った貴族を一掃し、民の声を聞けるようにと度々お忍びで城下へ行き、外交も今までにないほど活気づいてて、最近では教育や福祉にも力を入れ始め、更にはギルド制度を見直し一新したりなども…」
「ストップ、ストォーップ!わかったからもうその辺で、ね?知恵熱が出てしまうので!
陛下がいい人なのはよくわかりましたので!」
もう既に私の頭は許容量限界だ。
頭からなんかプスプス聞こえるし、知恵熱が出始めてる。
サラさん、陛下恐ひとか言いながら大好きじゃねぇかwww
「じゃあ、陛下が恐いというのは顔立ちがですか?」
「う…はい。」
サラさんは苦虫を噛み潰したような顔をして申し訳なさそうにこくりと頷いた。
成る程ね~
「陛下として素晴らしいのは確かなんですけど、立ち振る舞いとかがその、一歩間違えたら死刑にしそうな雰囲気というか…」
Oh…
つまり陛下としての采配は素晴らしいけど人としては恐くて近寄り難い…みたいなことかな?かな?
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