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「ええ、まあ…」
見惚れてしまいそうになるところを堪え言葉に詰まったので、素直に言う。
すると、突然王妃サマが笑い出した。
「プッ、アハハハハッ!ユーキ様はこれまたストレートな子だね…!」
「はあ、まあ割とよく言われますが…」
中はもっと酷いと思いますがね?
だって、表で王子さまっぽく女たらししてんのに、裏じゃ草生えまくりなんよ?
まだ男キャラ出てないから┌(┌^o^)┐ホモォ…はしてないが。
いずれはバリバリする予定でっせ、旦那!
それまでほどほどに期待して待っててくれ!
「聞いてんのかい?」
「聞いてません。」
「ハッハッハッ…本当に変な子だね。」
下手したらそのままスキップを始めそうなくらい気分良さげな王妃サマに、ここぞとばかりに質問してみる。
「さっき言った聞きたいことなのですが…この世界について教えて貰いたいんです。」
今まで自己紹介はした気がするが、この国やこの世界について全く聞いていない。
国名すら知らないのだよ。
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