prolog

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う、うーん。なんかこの子と話してると調子狂うな。苦手なタイプだ。 「違う違う。条件ってのは色んな情報を俺に教えて欲しいって事。第一そんな失敬な事を頼む男に見えるかな俺?」 「うん、超見える!」 笑顔で首を縦に振り、即答する少女。あかん、俺泣きたくなってきた。 「冗談よ冗談。で、情報って?」 悪びれた様子もなく、ポンポンとへこむ俺の肩を叩く少女。てか初対面に関わらず、やけに馴れ馴れしいなこの子。 まあその反面、情報を引き出すという点に関しては、簡単に話してくれそうだ。 「あのさ、突拍子もない事なんだけどさ。驚かないで聞いてもらってもいい?」
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