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「ボクにはそんな暇な時間は無いんだ。悪いけど別の機会に、「あのう…」
突然会話に割り込んで来た人の方を、ボク達は注目した。
おずおずと話し掛けてきた女子は笠倉芽衣(カサクラメイ)。
余り目立たない雰囲気を持つ人だ。
「笠倉さん!どうかしたのかい?」
信吉が歯を光らせて、興味津々に訊いていた。
信吉、キミはベランダから飛び下りた方がいい。
「え、ええと…。あの…、負梨くんはクラス会行かないんですか……?」
当然と間髪を入れずに答えようとしたら、
信吉がボクの口を塞いでしまった。
「大丈夫!信吉はこのように是非とも行きたいって言ってるから心配しないで!」
ボクは今にも呼吸が出来ないのですが?
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