第2話

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------------ 「…ん…。」 朝だ。 昨日気合い入れたくせに、堪らなく桜井さんに話しをしにいくのが嫌だ。 でも何時までもズルズルするのも…。 往生際悪くのんびり朝の支度をしていたら、慌ただしい音を立てて階段を上る音がした。 そして勢い良く部屋のドアが開く。 「ちょっと!!部屋に入る時はノックしなさいって言ってるでしょ!?太陽!!」 部屋に入って来たのはひとつ下の弟、太陽だった。 何故か興奮気味の表情。 「姉ちゃん!!誰だあのイケメン!!」 「………は?」
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