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沖田視点
大好きなんて.そう簡単に言えるもんじゃない
どうすれば俺の気持ちを..愛してると.伝えることができるんだろうか
たまに.いや..ほとんど毎日.俺には一生好きな相手に自分の気持ちを伝えることができないんじゃないか、って思う時がある
だって伝えられない理由がありすぎる
一つ、よく喧嘩をする
一つ、俺に君なんて勿体ないかもしれない
一つ、君は俺を嫌い
まぁ、君と俺には心に距離がありすぎる
それに俺だって.君と付き合いたいなんて思えない
そんなの夢のまた夢だって知っているから
「はぁ..........」
ガラッ
「おい総悟.始末書書いとけって言ったろーが。」
「ったく.....ノックもせずに部屋に入ってくるなんて.非常識ですねィ。」
「チッ...テメーは女か。」
「常識ですぜ。」
「はぁ.わーったから.......始末書はザキが書き上げといた。だから見廻りくらいしとけ。」
「...へぃへぃ。」
土方は軽く首に青筋をたて俺を睨む
「分かってやすよ.今行きまさァ..見廻りくらいサボりやせん」
俺はそう言い残し.土方を置いて部屋を出た
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