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………やめた。
こんなことを考えたって、無意味なだけだ。
望んでも願っても、こればかりは仕方無い。
死んでしまった者には、会えない。
なら私がすべきことは、今を生きている大切な人を守ること。
後悔をしない為に、
同じ過ちを繰り返さないために、
例えこの命に代えてでも。
……なんて、大袈裟すぎるだろうか。
私は少し肩を竦める。
…けど、この動乱の世は何時何処で誰が死んだっておかしくない。
その証拠に、新撰組の殆どは亡くなっている。
…そんな未来を、私は変えることが出来るのだろうか?
いや、変えてみせる、必ず。
その後、私はお風呂に入って眠りについた。
絶対に守ってみせる
そんな言葉を胸に刻み込んで。
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