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龍に連れて来られたのは<立派な豪邸>だ。
『ここはどこ?』
[ここか?俺んちだ。]
『はぁ~?龍、こんな豪邸に住んでるの!?』
[あ?普通だ。喋ってねーで行くぞ。]
『はっ…はい。』
指紋認証の柵を開け、中に入ると噴水・ブランコ・滑り台など大きな公園が広がっていた。
『龍が…遊ぶの?』
[俺が?遊ぶ訳ねーだろ。]
『じゃあ妹ちゃん?弟くん?』
[ちげーよ。…親…の職業だ。]
『あっ…そっか!職業か。』
そーだよな…
龍に妹や弟は居ないよね…
『ねぇ龍…私をここに連れてきて何が分かるの?』
[これを見ろ。何だか分かるか?]
『あっ…誰よ…』
[お前はストーカーされていたんだよ。それを俺が見つけて資料を出させたんだよ。]
『何で…私なの…』
[知らねーよ。…で俺は凉だと思ったんだよ。あん時ぶつかってまさかとは思ったけど凉…お前だったんだな…]
『そうなんだ…私が悪いわけではないわ。龍がぶつかってきたのよ。』
[あーはいはい。]
私はこの時なんにも知らなかった。
それが後々あぁいう事になるとは…
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