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思考迷路の果てに
言葉の羅列に
意味を与えるのは無理
壊れた時計を作れば
時間を戻せるのかな?
部屋の窓ガラスを破り
墜ちて墜ちて
コンクリート
夢みがちにそれを思い
現実に窓に手をかける私
鏡の前で虚像に微笑
信じるコトバなど
記憶ごと引き抜かれる
虫喰いの体を埋め合わせる
その非力な暴力は
いつまで私を追いかける?
逃げてんじゃないわよ。
知らない。
でも、
そうなのかもしれない。
いや、
そうなんだ。
自分の非力を恨むのも、
自分の是非を問うのも
自分の明日を知るのも、
私以外の私はいないのだ。
ならば、まだここにいよう。
この部屋を壊せたら
また生きていける気がするから。
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