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「で?なんだ、依頼でも受けにきたのか?」
「ま、そんなところです」
ウォルフさんが腕組みをしながら訊いてきたので、俺は首を縦に降りながら答える。
今思えば俺もエレナの事言えないじゃないか。暇つぶしで殺されるモンスターよ、お前の罪を数えろ。
「それなら私も一緒していい?」
エレナは、ヒョコッと顔だけ出してそう言った。
「ご自由にどうぞ」
俺が歩きながらそう返すと、エレナはじゃあ自由にしますと言って、俺の後ろをついてくる。
「おはようございますフレイヤさん」
「あら、ユズキにエレナじゃないおはよう」
「おはよ~」
するとフレイヤさんはカウンターに身を乗り出してきた。
「で?なんの依頼するの?」
依頼の内容が書かれたボードを見て、割りの良さそうな依頼を探す。
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