昇格=危険度大

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 エレナのいきなりの大変身に列に並んでいた、ほかのお客たちはエレナの姿を見てヒソヒソと話し始める。  いきなりのメイド姿に驚き周囲の人から見られるのが恥ずかしいのか、エレナは顔を真っ赤にしてあたふたしていた。ざまぁみろ。  あたふたしているうちに、俺と目が合うと、エレナは察したのか俺のことをキッと睨んできたが、俺はあざ笑うかのような笑を浮かべてやる。  クレープの列から抜け出して真っ赤な顔のままエレナは俺の手を引いて人通りの少ない路地裏へと走っていた。  「ちょっとこれどういうこと!?」  エレナはメイド服を指差して一段と顔を真っ赤にして俺に物申す。だがエレナ、君が悪いのだよ。 「エレナ、今日ここに何しに来たんだっけ?」 「遊びに来たんだよ!!」  そこから間違うのかよ!! 「フレイヤさんから言われただろ、材料のメモも貰ったじゃないか」 「……あ」 「ガチで忘れてたのぉ!?」  何なのこの子、怖いよこの子、遊びに行こうなんて一言も言ってないし、言われてないよね? 「ままままさか、さて早く材料調達に行こう!」  そう言ってますがエレナさん、目泳いでます。
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