ただの一般的な朝であり物語のプロローグ

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 腹が減り、自然と眼が覚めた。  昨日までと何ら変わりない起床をする。  春休みであった昨日までと同じように――――。俺はそこに強烈な違和感を覚えた。  春休みに普通、目覚ましはかけない。その影響が出たのだろうか、今日はうんざりとする音が聞こえない。  それだけなら問題はなかったのだが――――  今日は、入学式なのだ。  時計を見ると、午前八時半を回っていることに気がついた。
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