ただの一般的な朝であり物語のプロローグ

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「やっべ! 普通に遅刻じゃねえか!」  二度目だが本日は入学式。  教師やクラスの皆に悪く思われないためにも、どうしても遅刻するわけにはいかないのだが、どうやらぐっすり寝すぎたようだ。  俺自身、遅刻はあまりしない方なのだが。本日はいっつあ みらくる。  プリントで集合時間を確認する。八時十分か、だいたい家から学園まで走っても二十分かかる。  つまり遅刻確定ですね、分かります。  まだ一度も着ていない制服を取り出す。  そして当然着替える。
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