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「あー。ハル悪いけど、今日はあんまくっつくなよ~?さすがに痛いから」
「えー?でも、仕方ないよねぇ。うん。しばらく我慢するよう」
こう言っとかないとハル絶対にくっついてくると思うんだよな。
俺大体起きたらハルに抱き枕にされているのが日常なんだよ。
腐的要素はないから。
されたことも、今後する予定もないから。
まぁ、最初は驚いたけどなんかハルの奴は昔大好きなぬいぐるみに抱きついて寝ていたらしい。
で、常に抱き枕しないと寝づらいというかもう何かを抱くのが癖になっているとか何とか。
これで裏があったら怖いから試に一度夜中に起きてハルの腕から逃れることを3回ほど繰り返したんだけどさ。
コイツ俺近くにいるのにうなされるんだよな。
で、俺から抱きつくとかすると止まる。
つまりコイツが寝るためには人の体温が必要不可欠なわけで。
とりあえず今日は抱きつきはしないから腕枕してと訴えをいただきましたので、右腕を広げとく。
「えへへ。ありがとね、椎葉。いつもごめんね?」
「気にするなっていつも言ってんじゃん。あぁ、今日は疲れてるから腐男子講座はなしな」
腐腐腐。
俺は着々とハルを腐男子へと染めていってるんだぜ?
「あ、そうだ。椎葉王道っていえばさ族なんでしょ?」
む?昨日の復習か?
熱心だなwww
「大体生徒会とか風紀は族で、敵対してるな。それがどうかしたわけ?」
「椎葉の言うとおりだなぁって思って」
!?
それはつまり・・・
「もしかしなくても生徒会も風紀も・・・?」
「うん。族の人で敵対してるんだってぇ」
腐おおおお!!
ktkr!!!!!!
ピキッ
っっつってぇぇぇ!!!!
ピキッてピキッてなったぁぁ!!
興奮の余り思わず飛び起きようとして変な方に体曲げちゃったんだぜ☆
ハイ。自滅wwwww
「それで…。うーん。やっぱまた今度にしとくね?」
「え、何を!?」
そこで焦らすのかよ!?
俺焦らされるの嫌いなんだけど!!
そこまで言ったんだから言っちゃえばいいのに…
なんて思いながら寝ていたww
「あ、やっぱり眠たかったんだ」
どこか遠くにハルの気遣うような声が耳に届いたけど俺はもうログアウトしていた。
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