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「なにされたの?それともしたの?」
「いや、シィは受けだろ!で、なにされたんだよ?」
「まだ通い始めてそんなに経ってないのに…。さすがだね!!」
「今もうリンさん達どうでもよくね?シィのクラス戻って副会長さん見に行こうや!」
「無理無理無理無理!!断固拒否する!!大体対してお前らが思っているようなことはないから!!」
もう本当こいつらしつこい!!
こんな客も生徒も大勢通る道筋で何抜かしてんだよ!!
しかし必至すぎる俺の拒否は完全に仇となることに後で気づく。
人間その時は気づかないものなんだよね☆
「「ダウト!!」」
そう二人はいい笑顔で合わせてきた。
「シィちゃん可愛い!!そんなの何かありましたって言ってるようなものなのにね~♪」
「本っ当シィは嘘つけないよなww態度と表情ですぐわかるもん」
きっと俺今顔真っ赤。
怒りと羞恥心とか興奮で。
「~~~~~!!」
声にならない悲鳴をあげながらキッと真っ赤になった顔で二人を睨む。
するとつっきーが周りを見渡した後でやや神妙そうな面持ちになった。
さっきまでふざけてたのにどうしたんだろうなこいつは。
アッキーも不思議そうにつっきーの方を見ている。
俺達二人の視線に気づいたつっきーが思っていることを教えてくれた。
「?……シィちゃんそういう顔やめといたほうがいいかもよ」
「なんで?」
わけもわからず聞き返すとつっきーったらとんでもないことを言い出してくれた。
「だって…何人か顔赤くして凝視してたよ?」
え?
・・・え?
その言葉に俺は青ざめてしまう。
だってだってだって!!
気になる点が多すぎる!!
そうだよ俺よく考えたら初日にランキング入りしてたよ!!
気を付けようって決めたばっかじゃんかよ!!
俺の意識の弱さに泣けるんだが!?
ハルに無自覚どうこう言える立場じゃないじゃん俺!!
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