俺と文化祭。

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凍り付いてるよw 空気がwww 教室では未だくっついたままの俺と王李先輩。 そして入口には芽衣。 芽衣の目がヤバいねw 王李先輩を射殺さんとばかりに見ている。 それを避けることなく逆に睨み返す王李先輩。 俺二人を直視できないんだが… こいつらだからできるんだよ? 俺なんか視線だけで死んじゃうんだからなww 沈黙を破ったのは芽衣だった。 「ねぇ。椎葉になにしてんの?」 芽衣のこんな声初めて聴いたお。 お兄ちゃんは驚きすぎて声が出そうにありません。 代わりに目が出ております。 全く感情のこもっていない抑揚のない声。 恐いお…。 「なにって…テンプレ通りに答えるならナニ。ですよ」 笑いながら、あ、黒いやつでね? つかなにサラッと嘘言っちゃってんですか!? 俺が反論する前になにかが横ぎった。 ドゴンッッ!! はい? 振り返るとそこには教室入口近くにあったらしい椅子が落ちていた。 芽衣を見れば明らかに何かを投げたようなポーズで。 「芽衣?」 かなりキョドりながら芽衣に声をかける。 「なに俺の椎葉に触ってんの近づいてんの誰の許可得てやってんだよ俺そこまで近づくの誰にも許可出してないからねあぁ母さんにもだよなのにさなにやってんのお前なに勝手に椎葉の抱き心地とか匂いとか味とか触り具合とかサイズとか確認してんのマジふざけてるよねだから嫌だったんだよ椎葉を家から出すの俺最初から寮とか反対してたしつか俺の部屋に閉じ込めたかったのにさ母さんが椎葉が困るからって妥協してやめてたのにこんなの見たら俺やっぱり椎葉を閉じ込めるしかなくなるじゃんだから椎葉家帰るよ?」 読みづらい!! じゃなくて!! 芽衣お前いつの間にヤンブラ化してんだよぉぉぉぉ!?
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