俺と文化祭。

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ドキドキしながら芽衣の様子をチラチラと伺ってみる。 こういうのがヘタレゆえなのか… 芽衣は俺をじっとみてから俺の後方に目をやる。 そこにいるのは王李先輩。 ていうか、この体勢のままがまたまずいような… 気がついても後の祭りで、とりあえず俺はただただ縮こまりながら芽衣の反応を待つだけだ。 それから少しして芽衣はふっか~く溜息を吐いてから口を開いた。 「椎葉が言うんなら仕方ないよね。俺椎葉の事大切で、大好きだから。椎葉の意見は尊重したいんだ」 !! これなら助かるぞ!! まだそこまで病んでないっ! 「芽・・・」 「でもね。俺、椎葉がいないと寂しくて仕方ないし、生きてる意味もないんだよね。だから椎葉それはわかっててね? もし、俺や母さん以上に大切な人なんかができちゃったら俺ナニするかわかんないし。きっと椎葉の事閉じ込めて誰にも会えないようにしたくなっちゃうから。出来たら俺もそんなひどいことしたくないからさ、椎葉も俺にひどいことしようなんて思わないでよ?毎日のメールは絶対に返してよ?夜寝る前にはおやすみの電話、起きたら今度はおはようの電話もしてね。それから使用済みのパンツは真空パックに詰めて速達で郵送ね。その日のうちに椎葉を感じてたいから。出来れば自慰行為中の声も聴きたいな。あ、椎葉の携帯最新だからテレビ電話機能付いてるよね?それでヤッてるところ生中継もいいなぁ。あぁ。想像してたら勃って来ちゃった…。ねぇ椎葉俺の事慰めて欲しいな?」 「却下ぁぁぁぁぁっぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁああぁぁああぁぁあぁあ!!!!」 無理無理無理無理無理無理無理ぃぃぃぃぃぃっっっ!! 大丈夫なんて思った俺はバカだっっっ!! 確かに命は助かった…だがしかぁぁし!! いろんな意味でぜんっぜん大丈夫じゃない!! 俺の可愛い弟はいつの間に変態になったんだよぉぉぉ!? 青ざめ一歩下がると芽衣はぎらついた眼で俺に一歩近づく。 恐いよぉぉぉぉぉ!! 貞操の危機ですっっっ!?
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