3328人が本棚に入れています
本棚に追加
食堂入口には、生徒会御一行。
会長を先頭にこちらへとズンズン向かってきた。
ktkrっっ!!
早くも食堂イベントと巡り合えるとは!!
さっき取り出した携帯をコッソリと準備して事の成り行きをなるだけ静かに見守る。
頼んだぞハル!!
俺に萌えをくれ!!
心の準備はいいか?
今から撮影に成功した一部始終を教えようジャマイカ!!
ハルの目の前にやってきた会長は、まずハルの顎を捕まえていた村瀬の手をバシンッとはたき落し一睨みするとテレビのリモコンサイズの包みをハルに差し出した。
受け取るとすぐに開けたハル。
中身は赤のネクタイと金のタイピン。
「そのネクタイは生徒会の証明みたいなものだ。今すぐ付け替えろ」
言いながらハルの首からネクタイを引き取った。
「あ…と、はい?」
ハルは戸惑いながら赤いネクタイに付け替えた。
ハルには、赤のほうが映えるな~。
と、ちなみにネクタイの色だが、1年は青。2年は濃紺。3年は緑なんだぜキラッ☆
さっき会長が言った通り生徒会は赤のネクタイ。風紀が黒のネクタイをしている。
つか付け替えたネクタイを不安げにクイクイ引っ張るハル。
くそかわいいな。おい。
いいぞ、もっとやれ。
一華もニコニコと似合ってるよとほめている。
それにハルは…
「ありがと」
ものスッゴイ笑顔で…ナニこのカワイイ生き物!!
胸がキュンキュンするwww
そして周囲の反応。
顔がニヤニヤするwww
おっと、ハルがニヤニヤする俺の顔を不思議そうに見つめている。
ほれてまうやりょーーーーーー噛んだwww
しかし一旦ログアウトしていた村瀬が再びログイン。
「さっきの返事は?」
ふ。そんなもの主人公たるハルはことわr…
「うん。いいよ~」
うんうん。いいよな~
ておい、なんだと!?
「いいのかよ!?」
ハッ!
静かに見守るつもりがついツッコんでしまった。しかし一華もなんで!!と驚いていた。
いや、驚くよっ!!
「何の話だ」
会長が怪訝そうに聞けば村瀬が答えた。
「今晩どうってハル君を口説いてたんだよ。それにオッケーくれたとこ」
その村瀬の答えに生徒会一行がどういう事か解ってるのかとまくし立てるが、ハルはサラリと答えた。
「どういうって、セックスのお誘いでしょ?」
何言ってんだこの子はwww
最初のコメントを投稿しよう!