俺とクリスマス

42/48
前へ
/290ページ
次へ
生徒会が空気クラッシャー過ぎる件について。 今日だけで2度目なんですけど…。 今尚現れない王李先輩に少し期待感が薄れていっちゃうよ…。 「堂本、御堂はどこだ。」 俺のこの状態は無視なんですね。 わかります。 「えー、その辺にいるんじゃない? それよりさ、空気読んで早く出てってくれない?」 いや、空気読んで助けてくださぃぃい! 「俺は御堂探しに来ただけだ。 俺はな? 本気で怒らせたのはお前なんだ、きっちり精算していけ。」 そう言うとくるりと踵を返す会長…。 いや、助けていけ…よ…。 扉は開いたまま。 会長と入れ替わりでいつもは緩くまとめられている髪をほどいた王李先輩が佇んでいた。
/290ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3335人が本棚に入れています
本棚に追加