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新歓翌日。
ハルは教室にやってこなかった。
けど、一華曰く朝咲宮先輩に会った時今日は生徒会室で過ごさせると言われたらしい。
そこで、教室のハルの席には現在村瀬もとい、馨が陣取っていた。
こいつ初日以降ハルにべったりなんだよな。
おまけに初日の夜の話をたまに俺や一華に聞かせてくる。
一華は顔真っ赤だし、俺は鼻血でいろいろ赤く染めてしまった。
うん。やっぱ友達の生々しいの聞いちゃうと、な。
アレだ、顔合わせたときとかに妄想してしまって最近顔がヤバいんだよ。
緩みっぱなし。元の顔が分からなくなってしまったといふwww
ま、チャラ男だけど無理やりとかはないみたいで(するまでもなく寄ってくるらしい。リア充死ね)俺や一華はもちろんハルにも手を出していない。口説いてはいるけど…
害がなければ普通に楽しいやつだから気づけばいつも一緒にいるようになってたんだよな。
こいつ以外の元中等部生徒会とはあまり仲良くなれそうにないんだけどな。
性格がもうこれでもかっていうくらい腹立つやつ等だったんだよ。
…と、愚痴じゃなくて。
現在俺と一華、馨の三人で集計を取っている。
なんのかというと、ハルの親衛隊員募集のだ。
急遽なのに結構な人数が集まっている。
ハル人気者だよな。
提案したのは馨だった。
今の副会長になってから親衛隊の過激派はずいぶん減り、おまけに親衛隊だからと言ってその他の生徒に嫌われることもここではなくなったらしい。
咲宮先輩すごすぎる。そして微妙に王道じゃないんだな…残念だ。
ともあれ、親衛隊がいればだいぶ安全になるらしい。
そこで、どうせなら俺達が隊長になればその問題はさらにクリアされる。
馨の元生徒会という称号は伊達じゃないことが明らかとなった瞬間でもあったwww
で、とりあえず1年で募集をかけたわけだ。
規定要員は30人で、以下だとただのファンクラブになってしまうらしい。
これはとりあえずクリアしていたりする。約70枚はあったから。
後はぴったり30まで選考するつもり。
そんな人がいても管理しきれる自信がないもん!
選考は馨と一華に任せた。
俺はどんな奴か知らない奴が多すぎるから二人に任せて申請書に必要事項を記入しておくことにした。
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