俺と中庭。

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どうゆう状況かって? も・ち・つ・けwww 今から説明してやるからよ。←上から目線失礼。 ハルが俺を抱きしめかえそうとした瞬間だった。 俺は誰かに腕を引っ張られ、背中に何かがぶつかる。 向かってハルは風紀委員長さんに引かれ、その胸の中に納まっていた。 当然俺の顔は緩みっぱなしである。 「嫉妬GJ!」 思わずこちらを呆然と見るハルに親指を立ててしまった。 ソレを見たハルがどことなく悲しそう。 そりゃ友達にニヤニヤ顔でGJとか言われても嬉しくないわwww 一人うんうんと納得していると次にハルがアクションを取ってくれた。 風紀委員長さんの顔を見上げ、離してくれる様に頼んだのだ。 結果風紀委員長さんは顔を真っ赤にすると悪いと呟きながらハルを話した。 「上目遣いにヤられたんですね!わかりますwww」 だれか俺を止めてくれないかwww 口が自重してくれないんだがwww ここがどこだなんてわかっている! だがしかぁし!!声を大にして言いたい時ってあるではないか! 「互いに無自覚とか俺得!!オイシすぎて笑いがデソウデス!」 「おい、稲瀬」 妄想回路駄々漏れな俺を止めたのは・・・ 「なんですか俺様バ会長様!?」 ハ。つい声に出してしまった…大丈夫かな? と思ってたら咲宮先輩がぶはぁっ!って盛大に吹かれました。 顔を俯かせ腹を両腕で抑えてるけど、堪え切れないのか肩がものっスゴク震えてる。 ソレを会長様は何とも言えない顔で見た後俺に殺気をガンガンに当ててきた。 「…。ふぅ。稲瀬いい加減にしないと俺様もキレるぞ」 これはまずいwww しかしテンションはそのままで勢いよく謝った。 「申しわけございませんでした。会長様っ!」 どうよこの変わり身っぷり! その瞬間辺りに元気の良い笑い声が響き渡った。
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